「若冲が来てくれました」に、行ってきました。 [国内タビ]
ひょんなことから、東日本大震災復興支援 特別展「若冲が来てくれました」に行くことに
なりました。
東京駅から東北新幹線に乗って、JR福島駅へ。1時間半ぐらいで到着します。近いです。
そこから私鉄交通に乗り換えて3分ぐらいの「美術館図書館前駅」というところで降ります。
のどかな小さな駅です
この「若冲が来てくれました」という展示は、アメリカのジョー・プライズさんが
コレクションしている江戸時代の画家たちの作品を、東北の子供たちにみせたいという
強い想いから実現したそう。
プライズ夫妻は、自分自身も美しいものをみて人生が救われ、勇気づけられた経験を
もっています。東日本の震災を知ったお二方は、なにかできることはないかと行動を
起こされたのです。
まず、その事実や衝動に感動してしまい、入り口付近で涙です。
(入り口付近に、今回の経緯が書かれています)
会場には多くの人が訪れていました。車も満車のようです。
伊藤若冲さんというのは、江戸時代の画家です。生前(というか、明治以降)はさほど有名な画家では
なかったそうです。このプライズさんが見いだしたと言っても過言ではないのかな。
今回の展示では、伊藤若冲だけではなく、長沢芦雪さんや曾我蕭白さんの作品も並びます。
江戸時代の画家は、非常にユーモラスでかわいらしさがあって、くすっと笑えます。
白黒で描かれた絵でさえ、なんだかカラフルな趣があって、元気が出ます。
私は、森狙仙さんの「ハチを見上げるサル(猿図)」とか、長沢芦雪さんの「ゆうれい
(幽霊図)」、「松・竹・梅にあつまるたくさんの鳥(松竹梅群鳥図)」という中住道雲さん
の作品なんかが好きでした。四季シリーズも、日本の良さを再認識できて、良かったです。
若冲が来てくれました‐プライスコレクション江戸絵画の美と生命
- 作者: 日本経済新聞社
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2013/03/01
- メディア: 大型本
プライス夫妻の想いと、江戸の画家たちの知恵とユーモアと技術がいっぱい詰まった
特別展です。おすすめ
▼福島県立美術館
2013年7月27日(土)〜2013年9月23日(月・祝)
開館時間:9時30分〜17時(最終入館16時30分)
休館日 :毎週月曜日(9月16日、23日は除く)
観覧料 :一般大学生(個人) 800円
まずは、宮古から。 [国内タビ]
またもや直前の旅計画です。いやはや、東北へ行こうというのは、以前から決まっていたものの
どうやって行くのか、どこへ行くのかが具体的に決められていませんでした。(いつものこと)
元々は色んなきっかけがあって、この夏は東北へ行こうと決めていました。そんな中、
ミーハー心になびき、「やっぱり今年は、あまちゃん?」ということで、岩手に決めました。
同行者さんの陰謀です(笑)
それがどうにもこうにも、記憶違いだったらしく、本当は久慈市がロケ地のようですが、劇中に
「東京さ行くには、北鉄に乗って宮古へ出て、盛岡から」という台詞がたくさんでてくるみたいで
その記憶で、舞台が宮古だと思い込んでいたようです。(私もよくわかっていません。笑)
そんなこんなで宮古に行くことにしました。
夏期休暇のせいか、東京駅はごった返しです。とりあえず駅弁を買って、東北新幹線に乗り込み
ます。かなりの混雑のせいか、新幹線のチケットの指定席が取れたのもお昼過ぎになりました。
(個人的には、土曜日の朝は苦手のため、それでもぎりぎりの時間です。笑)
東京から盛岡までは、約2時間半です。どこでも眠れてしまう私は、音楽を聴きながら、
やっぱり寝ていたような記憶があります。(あんまり覚えていません)
盛岡に到着し、次は山田線に乗り継ぎ。
乗り継ぎ(待ち時間)に、30分ぐらい空きました。だらだらと暑い中、山田線のホームへ
行くと、まさかの1両車両です。なんだか、コロンとしてぐっと来ちゃいました。しかも
電車が待っててくれているなんて、不思議な気持ちです。(田舎ならではの風景?)
行くと、まさかの1両車両です。なんだか、コロンとしてぐっと来ちゃいました。しかも
電車が待っててくれているなんて、不思議な気持ちです。(田舎ならではの風景?)
電車はボタンを押してあけます。(ずっと開けっ放しだと寒いから?と教えてもらいました。本当?)
電車のなかでは、老若男女が食べたり喋ったりと思い思いに過ごしていて、とてもアットホームな
雰囲気です。
ここからまた2時間かけて宮古へ入ります。
個人的には、とても緊張していました。初めての東北。これまで見てきた夏の原風景と、似ているよう
で少し違うんですよね。緑の色も、風の感じも、突き抜ける空も。タイムスリップでもしたように
なんだかそわそわしていました。借りてきた猫みたいです。
なんだかそわそわしていました。借りてきた猫みたいです。
ただ山田線から見る景色は、とても綺麗でした。頭の中だけで知っていた東北をゆっくりゆっくり電車に
揺られながら、体が知っていくような感覚でした。写真や地図だけで知った気になっていたことを、
「ほら。ぜんぜん知らない世界でしょ?」と言われているような感じです。知ったかぶりの自分を見抜かれ
てしまった気分。
揺られながら、体が知っていくような感覚でした。写真や地図だけで知った気になっていたことを、
「ほら。ぜんぜん知らない世界でしょ?」と言われているような感じです。知ったかぶりの自分を見抜かれ
てしまった気分。
そわそわしている間に、宮古に到着。タクシーで、旅館へ向かいます。続きは、また次回。
タグ:岩手
2013-08-10 14:01
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